鉄骨を組み上げて建物の骨組みを作る職人のことを鉄骨鳶といいます。重い鉄骨をクレーンで吊り上げ、高所で組み立て作業を行います。常に危険の伴う仕事のため、高いスキルや豊富な経験が必要です。ビルなどの高い建物を建てるには、鉄骨鳶による作業が必要不可欠。高い技術力を持って難しい作業をこなす鉄骨鳶は、私たちの社会になくてはならない存在です。
鳶職の需要は今後も増加していくことが予想されます。AIの発達により、今ある職種が将来的になくなる可能性があるといわれていますが、鳶職はそれに含まれていません。繊細な職人技・対応力が必要なため、ロボットにはできない仕事です。そして建設業は少子高齢化で常に人手不足の状態で仕事に困ることもありません。一人前の鳶職人になり、弊社で安定した収入を得ませんか?
送電鳶は、「送電線架線工」とも呼ばれ、送電線で電気工事を行う仕事です。太い電線を扱いながら、足場を作らずに作業をします。危険度も高く、強靱な精神力が必要となります。作業に従事するためには、電気工事士の資格が必要です。
重量鳶では、人間が運ぶことのできない重さのものを、クレーンを駆使して運びます。工場やビルの空調・電気・給排水といった設備工事をする際に、数十トンから数百トンもある大型の機械や設備の搬入、設置をする仕事です。他の鳶職と違って高所での作業はそれほど多くありません。しかし設置には数ミリ単位という精度の高さが必要になり、非常に繊細な作業が求められます。
鉄パイプや留め具、足場板などの部材を用いて、高いところに足場を組み立て、安全に作業ができる現場を作ります。危険度が高い作業場であっても職人の命を守り、安心・安全に作業できるように整備を行います。1ヶ所にじっとしているよりも、常に体を動かしていたいと思う方は、足場鳶に向いているといえます。足場鳶は目にする機会も多いので、みなさんが持つ鳶職のイメージに一番近い職業かもしれません。
橋梁鳶の仕事は、橋の工事です。川にかかる橋や、高速道路、時には鉄塔やダムなどの鉄骨工事も担当しています。橋梁鳶も鉄骨を組むという点では「鉄骨鳶」と同じです。しかし現場の下には海や川、高速道路や鉄道などがあります。鉄骨鳶よりも高い技術が必要になるため、かなり専門性が高い職種となります。